どくどくグラフィティ

社会人ポケモン勢「ぐらふ」のブログです。シングル対戦について主に書いてます。考察 構築

第2回竜舞オフ使用構築(イベルザシアン)

ご無沙汰しております。ぐらふです。

3月26日の第2回竜舞オフとS27で使用した構築記事を書きます。

竜舞オフは3-3、S27は最終1000位前後と結果は残せていませんが

自分としてはこれ以上の並びは組めそうにない自信作であること、これから

なかなかポケモンをやる時間を捻出できそうにないので、一区切りとして構築記事を

書かせていただきました。

びっくりポケモンもいるわけではありませんが、心を込めて書きましたので

ご興味ある方に読んでいただけると幸いです。

 

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構築

※S27はランドロスの枠がアーマーガアでした

 

 

1 構築経緯

S27で禁伝2体環境が始まり、初期はホウオウ+ムゲンダイナやディアルガカイオーガを試していたが、対戦相手の選出が読めず、使用感が良くなかった。

そんな中、大学時代からの知人で自分の唯一のポケモン友達であるおすぎくん(@osugi_pkmn)から、

「ぐらふさん、挑発イベル+ザシアン+ラキヌオーが強いです」とアイデアをもらい

試運転して見たところ、

・ザシアン、イベルタルの圧力が強く選出が読みやすい上、パワーが高く明確に不利を取る相手が少ない

・ラキヌオーも圧力が強く、選出段階で目指す勝ち筋が分かりやすい

・以前の竜王戦環境で使っていたイベループと使用感が似ていた

ということで気に入り、少しずつ形を変えながら使っていた。

S27は最終戦績は振るわなかったが、自分のなかでは過去一番3桁台で安定して戦えた構築だった。今期になってもザシオーガとホウオウ入り以外には有利を取りやすいと感じたため、得意なザシ黒バドが多い読みで竜舞オフも引き続き使うことした。

2 個別解説

ザシアン@くちたけん ふとうのけん

意地っ張り きょじゅうざん/じゃれつく/インファイト/こおりのキバ

199(252)-220(76+)-136(4)-x-152(132)-174(44)

調整参考元:剣盾 S17 最終2位 詰めザシアン|huyuno|note

HD:臆病カイオーガの潮吹き高乱数耐え、控えめイベルタルの珠ダイバーン高乱数耐え

 

対禁止伝説性能が高く、イベルタルを止められる数少ないポケモン

イベルタルと組むザシアンはザシアンミラーが重いので最速も多いが、

ザシアンはヌオーやヌケニンで見ることとし、相手のイベルタルカイオーガを重く見てDに厚めの個体を採用した。

きょじゅうざんは確定として、サンダーや禁伝竜勢への打点であるじゃれつく、ナットレイや炎タイプへの打点となるインファイトと、

ランドロスを呼びやすく、後出しが安定するポケモンが居ないので、サイクル中に誘って潰せる氷の牙を採用した。

ザシアンは初めて使うポケモンだが、性能が明確で扱いやすかった。禁伝1体だと大切に扱う必要がある(釣り交換を多用する?)が、禁伝2体だと雑に突っ込んでいく選択が取りやすいのも大きかったと思う。

 

イベルタル@いのちのたま ダークオーラ

おくびょう あくのはどう/デスウィング/ちょうはつ/はねやすめ

201-x-116(4)-183(252)-118-166(252+)

ウーラオスや禁伝、ヒヒダルマに抜かれたくないので最速CS

 

ダイマ時のパワーが圧倒的な禁止伝説。

物理、特殊、ひかえめorおくびょう、はねやすめ、ふいうち、イカサマの採用or不採用など様々な型が環境に存在していたが

・ザシアンが苦手なポケモンへ後出しして圧をかけやすい

ネクロズマにより強い(スチル連打等でBが上昇していても問題ない)

・特殊最速が最もダイマ無し時の性能が高いと考えている

ため特殊型で採用。

一時大量発生していた初手の起点作成ポケ(ミミッキュカバルドンラグラージ)に仕事をさせないように挑発を採用した。ブラッキーやラッキーもカモることができ、粉ミミッキュに挑発を躱された時以外はストレスフリーだった。

また、はねやすめは黒バド絡みに対して安定させるのに必要だと思い採用した。

ねっぷうを切っており、ザシアンへの打点が弱いが、ザシアン側もイベルタルへの積極的な後出しはしてこないので立ち回りで対処する。

 

ヌオー@ゴツゴツメット てんねん

わんぱく じしん/どくどく/のろい/自己再生

202(252)-105-150(252+)-x-86(4)-55

ザシアンに投げるため特化

 

イベルタルの相棒。相手のザシアン、ジガルデ、物理のネクロズマを見る枠。

ザシアンに入るメインウエポンのじしん、裏のサンダーや相手のヌオーを削る毒、対ジガルデやネクロズマを安定させ、ゼクロムに抗えそうなのろい、回復技のじこさいせい

残飯あくびヌオーが大量発生していたが、この構築のイベルタルはザシアンへの打点が無いので、ザシアンを少しでも削りダイアーク圏内に早く入れるためにゴツメで採用。

また、相手のヌオーに毒を入れるために毒を採用。

S27終盤やオフではあくび警戒の動きをしてくれて助かったこともあった。

カイオーガイベルタルを後出しされるだけで負けに直結するポケモンなので

選出しないことも多いが、ザシアン+イベルタル+ヌオーと選出できた時が

最も戦いやすい。

 

ラッキー@しんかのきせき しぜんかいふく

わんぱく ちきゅうなげ/でんじは/ステルスロック/タマゴうみ

351(204)-25-62(252+)-x-132(52)-70

H:16n-1

HB:ようきヒヒダルマのつららおとし確定3発、A特化ホウオウのブレイブバード確定3発

D:残り

 

ザシアンイベルタルではどうしても重くなる相手のサンダーに強いポケモン

一方、珠カイオーガにはなすすべもなく崩されてしまう。ハピナスにする手ももちろんあるが、物理耐久が段違いで、

・物理イベルや相手の物理禁伝と偶発対峙したときに電磁波を入れることができる

・黒バドに後投げすることがあり、サイコショックのダメージを抑えられる

マンムーヒヒダルマ入りに初手に強引に投げてステロ電磁波できる

という点を評価して物理に厚目の型を使っていた。

技は無限ボルチェン編を防ぎザシアンイベルの抜き性能を高めるステロ、相手の禁伝に刺す電磁波と必須の地球投げ、タマゴうみ。

選出する際は初手のサンダーマンムー等に合わせてラッキーを投げ、ステロを撒いて裏のザシイベルの通りを良くするか、ラキヌオーで詰める選出をすることがほとんどだった。

 

ヌケニン@あつぞこブーツ ふしぎなまもり

さみしがり ポルターガイスト/おにび/にほんばれ/かげうち

1-156(252+)-x-x-x-92(252)

AS振り

 

イベルタルと相性の良いポケモン

カイオーガ、ゼルネアス、ザシアン、ジガルデに圧を掛けてもらう。

カバザシオーガに対して選出していきたいのでこらえるではなくブーツ+日本晴れを採用した。

ゼルネアスはある程度信頼して任せていたが、ザシアンやカイオーガは打点があることも多く信頼して使うことができなかった。反省しているが代わりはいないと思う。

 

霊獣ランドロス@ラムのみ いかく

ようき じしん/がんせきふうじ/つるぎのまい/そらをとぶ

165-197(252)-111-x-100-157(252+)

AS、カイオーガとホウオウの上を取るため最速

 

ここまでで重いホウオウと、カバザシオーガに対する駒。重めのゼクロム等にも強めで、格闘の一貫も一応切ってくれる。

ヌケニンがとにかくカバルドンを呼ぶので、カバルドンを起点に剣舞ジェットでザシオーガを貫くために採用した。

竜舞オフ直前に採用したためあまり扱えてはいないが、予選ではしっかりカバザシゲロゲを貫いてくれた。

 

3 選出や立ち回り

対ザシ黒バド

基本選出:イベルタル+ラッキー+ヌオーorザシアンorヌケニン

有利構築。大体の相手がサイクル下でイベルタルを削り黒バドを通してこようとするので、ラッキーとの偶発対峙を作って黒バドに電磁波を入れていく。身代わり持ちだった場合、フェアリー技を持っていないことが多いのでイベルタルを後投げしていく。

ラッキーとイベルタルの2枚で黒バドを見れるような構築だとやりやすい。

相手の並びによってはザシアンで荒らしてイベルタルを通していく。

イベルタルを何回も黒バドに後出ししなければならないような展開を避ける。

 

対ザシイベルミラー

基本選出:イベルタルorザシアンorラッキーorヌオー

互角かやや有利と思っている。

相手のイベルタルをフリーにしないようにこちらのザシアンorイベルタルを通していく。

マンムーザシイベルみたいな相手には可能であればラッキーから入ってマンムーの襷を削りつつ相手の禁伝に電磁波を入れていきたい。

ラグザシイベルに対してはこちらのザシアンを通していく方針で動く。

ザシアンイベルタル選出することも多々ありその場合は強気な択を通した方が勝つ感触。

 

対ザシオーガ

基本選出:

カバルドン入り)ランドロス+何か+何か

(サンダー入り)ラッキー+何か+何か

イベルタルを選出しづらく、ザシアンもダイマ珠オーガに打ち負けるので重め。

ザシアン+特殊イベル使用者は苦労している点だと思う。

カバ入りであればほぼ出てくる&カイオーガはこの並びに初手で出てきにくいので

初手から上記のランドロスを投げ、通すよう立ち回る。

サンダーがくっついている場合はラッキーを投げたいが、エースバーンも採用されているパターンはさらに辛い。

勇気の禁伝無し選出が最も戦いやすいかもしれない。

 

対ホウオウ入り

基本選出:ラッキー+イベルタル+ランドロスorヌオー

微不利だと思うが上手いホウオウ入りにあまり当たったことが無い。

初手にラッキーを投げ、ホウオウが来たらダイマしてくるのでタマゴ連打で粘って

ダイマを枯らす。

多くは初手にホウオウが来ないのでステロを撒きイベルタルランドロスを通していけるように立ち回る。

 

対ムゲンダイナ入り

基本選出:ラッキー、イベルタルorザシアンorヌオーorランドロス

取り巻きによって異なるので何とも言えないが、ムゲンダイナの型を早く判別したい。

判別できればイベルタルorラッキーのどちらかを後投げして電磁波や挑発で崩していく。

 

対ゼルネネクロ

基本選出:イベルタル+ヌケニンorザシアン+ヌオーorラッキー

有利だと思う。

基本的には初手にイベルを投げて相手の展開を妨害する。ゼルネにザシアン後投げしていく展開になると突破されてしまうことが多いのでヌケニンを選出することが多い。

ネクロズマイベルタルの対面を作れれば裏のゼルネにも負荷を掛けられるので苦労しない印象。

 

対イベルネクロ

基本選出:イベルタル+ヌオー+ラッキーorザシアン

互角?

こちらもイベルタルにザシアンを後投げする展開になると突破されてしまうことが多いので何とかネクロズマイベルタル対面を作りこちらのイベルを通していく。

 

その他

基本的にはザシアンorイベルタル+ラッキー+ヌオーで詰めていくか、

ザシアンイベルタル@1で選出してどちらかを通していくことを目指す。

 

4 竜舞オフの感想

3/26の第2回竜舞オフの感想です。

気合を入れて臨み、午前中は3-1で、1敗も冷凍ビームの氷を1発で引いてしまった運負けだったのでかなり好調だと思っていたのですが

その慢心か午後に集中力を保てず2連敗し3-3で上がれませんでした。

午後の敗戦はどちらも選出がまとまらず、かなり淡白な立ち回りをしてしまいとても悔しかったですし、今でも記事を書きながら、ふと悔しさを感じて手が止まってしまいます。

 

ただ、それでもオフというのは楽しいですね。

コロナ禍の影響で、対人で対戦できるというのは貴重な機会となってしまいましたが

お互いに健闘を称えあい、相手の構築について話をする、そんなささやかな時間が

とても充実した楽しいものに感じられました。

また、自分は31歳で、そろそろオフ参加者最年長になるかなと思っていたのですが、

年上の方が居てかなり勇気づけられました。

 

主催してくださったらんのすけさんをはじめスタッフの方々は、このような状況下で苦労もあったかと思いますが、それを見せない立ち回り、素敵でした。

本当にありがとうございました。

 

また、同じグループでお話ししてくださった皆様、最後に帰り道で色々お話ししてくださったゆで次郎さん、ルリーリさん、やっすんさん、帰路が一緒でラーメンを一緒に食べてくれたととろさん、

本当に楽しかったですし、参考になるお話しばかりでした。ありがとうございました。

 

5月のポケリーグオフにも出てみたかったのですが、日程が合わず…

またどこかのオフで皆様とお会いしたいです。

 

そして、つたない駄文をここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。何か得るものがあれば幸いです。

これからS28潜られる方は頑張ってください。応援しています。